チ-ズ業界の雄、六甲バタ-社から学ぶ | MVM 代表 石田希世士のブログ

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『農産物業界のEXCELLENT COMPANY』を目指す経営者のブログです。

 

 

今週初めに盛和塾神戸の企画で六甲バタ-社の新工場の視察をさせて頂きました。同社の直近の業績は年商約530億円、経常利益43億円でもちろん、堂々の東証一部上場企業。

 

我々には遥かに見上げるような存在の同社ですが、チ-ズ業界のライバル企業は売上では10倍以上となる雪印、明治乳業、森永乳業など乳製品業界の巨象ばかり。 

 

六甲バタ-社の塚本会長曰く、大手と戦うには一点突破しかないと言うことで同社はプロセスチ-ズ市場に的を絞り、ベビ-チ-ズ市場(約290億円)では占有率70%近くを誇る圧倒的ナンバ-ワン企業です。

 

ネットで調べた数字ですが、2018年のチ-ズ市場の規模は全体で1,740億円、そのうちプロセスチ-ズが961億円ですので、同社はプロセスチ-ズ全体でも50%以上のマーケットシェアを持っているようです。 

 

やはり業界における断トツナンバ-ワン企業は強い、そして高収益ですね。  

 

塚本会長は他にもいろいろと参考になる事をおっしゃっていました。例えば、社是の『和』はハ-モニ-(調和)の和を意味すると。 

 

一つ一つの音は美しく聞こえなくとも、いろいろな音が綺麗に調和されると素敵なメロディ-を紡ぎだす。

 

つまり多様な個性溢れる人材がベクトルを合わせてそれぞれの能力を発揮すると素晴らしい企業パワ-になるということ。 

 

また同社は『開発先導型活力企業』を標榜しています。オンリ-ワン商品の開発はもちろんですが、商品だけでない。市場の開発、機械の開発そして人間の開発も重要な企業活動であると考えています。 

 

『食材ではなく食文化を提供する会社を目指す』とも塚本会長はおっしゃっていましたが、日本にベビ-チ-ズ市場を作った会社ならではの言葉・・・これは市場開発にあたりますね。

 

機械の開発というのも食品企業にとって重要です。といっても我々が機械を作るわけではありません。しかし、既存の機械をそのまま使用しても商品の差別化にはつながらない。 

 

ですので、(私見ですが)如何に自社の使用に合うようカスタマイズ出来るか・・・ここが大切ではないでしょうか。例えば、六甲バタ-社は独自のAIを使った検品作業を行っています。 

 

新工場への投資額は約300億円との事ですが、フードセ-フティ(安全性)や効率化・自動化に優れた素晴らしい工場でした。 

 

とても勉強になりましたし、大いに刺激を受けました。食品企業として我々の目指すべき道が見えた気がします。

 

最後にこのような機会を頂いた塚本会長始め六甲バタ-社の社員の皆様、そして盛和塾神戸の関係者に深謝申し上げます。