クリスマスと年末商戦に入ってきましたが、思った程の盛り上がりが感じられず、しかし決して売れゆきが悪いわけでもないという・・・・弊社の扱い商品においては、(予想外に)平穏と言うか大人しい消費動向に思うのですが、実態はどうなのでしょうか? 


今月に入り東京や福岡など出張でタクシ-に乗るたびに景気について運転手さんに聞くのですが、「景気がいい』と回答した人は皆無。 ただ、都内(のタクシ-)では大企業の交際費50%非課税に期待する声は聞きました。 バブル期のように夜の街が潤い、タクシ-チケットが振舞われるようになれば・・・との事

それにしても、アベノミクスの3本目の矢である成長戦略がどうにもわかりにくい・・・というか当初ほどの大胆さがなくなっているような気もします。 第一と第二の矢で、大企業の業績は軒並み回復基調にあり株価も悪くないですが、しかし日本の貿易収支は赤字が膨らむ一方。 


円高時における製造工場の海外進出などで日本の経済構造は間違いなく変わってますね。 このまま円安が続けば、エネルギ-や素材・原料の高騰による圧迫の方が輸出企業の(円安による)競争力を相殺どころか、マイナスに振れまいか・・・勿論家計に対する打撃も大きくなる。 そんな懸念も持ちます。 


さて、最近の景気動向が若干不透明に感じられる中、弊社が販売する究極の蜜入りりんご”こみつ”(青森県産)の売れ行きは順調です。 感触として確実にリピ-タがついてきた、毎年シ-ズンになると”こみつりんご”を指名買いされるお客様が増えているように思います・・・ありがたい事です。 


ブランド力ですね。 ”こみつりんご”の栽培と流通に従事されている方々には敬服するばかりです。 好不況、景気動向に揺さぶられる事なく定価で確実に売れる商品を作る。 毎年のように天候が違い、栽培環境が変化する農産物においては至難の技です。


高い品質の保持、希少性(限定数量)そして販路については末端の小売店でぶつからぬよう常に交通整理しながら拡げて行く・・・・仮に影響力のあるメジャ-な販売先から依頼があっても頑として販売ポリシ-を変えない。 


野菜や果物をブランディングする・・・弊社の重要な戦略の一つですが、いずれも道半ば。 改めて"こみつりんご"のブランディング化を参考にしたいと思います。