子供の安全 第一の掟 | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

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私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

こういえば身も蓋もないが、子供の安全を親が100%守ることは不可能である。

女児を車で連れ去るのに、「お母さんが急病」 と騙す必要などない。

後から車でぶつけて連れ去ればいいだけだ。

そもそも、子供を一人にしないというのも、不可能に近い。

仮に全く一人にせず育てると、過干渉で何も自分でできない大人になってしまう。

親との年齢に応じた適度な距離感は必要だ。

そうして考えると、子供を一人にしないというのは努力目標でしかない。

そもそも、大人ですら事故や災害で命を落とす。

子供の場合、その確率が大人より高いというのが実態である。

子供の安全といえば親はどうしてもヒステリックになってしまう。

これは親の気持ちとしては当然であろう。

しかし、肝心の親ですら自分の身を自分で守れるか怪しい。

子供の安全を守るというのは、まず親自身が自分の身を守れる事が基本だ。