性犯罪者から如何に子供を守るか | 事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

事件鑑定人のブログ@鑑定人イシバシ

私が事件鑑定人としてこれまで経験したことを書きます。
特定を避けるため、一部、ぼかしたりフェイクもありますが、概ね実体験です。

前回のブログの続きである。
小児性愛者が、子供の裸体を見てさほど興奮しないことは前回で述べた。
これはオッサンが女性の胸元が開いた服をみてニヤリとするのと同程度以下であろう。
子供が服を着ていようといまいと、脱がせればいいだけだ。
嫌がる子供を風呂に入れた経験がある親なら、この意味がわかるだろう。
成人女性の服を脱がせるよりも何倍も容易い。
・ 
【犯行パターン】
さて、どうすれば被害に遭わないかということを考えてみよう。
そうした場合、彼らの犯行パターンを知る必要がある。
行動パターンとしては、 確保 → 運搬 → 行為 の流れだ。
犯行が露見しやすいのが運搬の過程であり、犯行には車両が介在することが多い。
つまり、駐車場と確保地点が近ければ近いほど有利だ。

【郊外型古本店】
この条件を満たすのが、郊外型の古本店や閑散とした児童公園である。
郊外型の古本店には、意外にも女児が一人で来ることが多い。
宮崎勤は、専ら児童公園で確保し、車で連れ去って行為に及んだ。
当時、郊外型の古本店があればそこも確保場所になっていたであろう。
つまり、駐車スペースと遊び場が隣接した場所で子供を一人にしてはいけない。
そして、子供から眼を離してもいけない。
・ 
【一人にさせないこと】
また、確保地点と行為地点が近接している場所も犯行は容易い。
連れ去りという運搬の手間が省けるからだ。
行為に及ぶ場所といっても、ベッドがある場所でなくていい。
畳1枚ほどの人目に付かない場所があればいいのだ。
階段の踊り場・倉庫の物陰・ビルの隙間程度で充分である。
事件記録を読んでいると、こんな場所で・・・・と驚くことは毎回だ。
実は、そういった場所は全国至る所にある。
被害に遭わない鉄則としては、子供を一人にさせないことだ。
 

FAL