今年、新規で来た交通事故の死亡案件で鑑定・調査の相談件数は、23件である。
これら事故で25人の御命が喪われた。
内、解決が付いたものは2件、今後の鑑定を諦めざるを得なかった件数は7件だ。
残りについては、これから裁判・調停という辛い道を歩むことが余儀なくされるであろう。
事故で死亡した、25人には当然ながら御遺族がいる。
御遺族等に、正月は来ない。
私自身、この仕事を始めて、自ら正月を祝う事はなくなった。
雑煮もできるだけ口にしないように努めている。
鑑定人という仕事はつくづく、不幸商売だと想う。
いわゆる不浄職である私が、世間様並に正月を祝う事は赦されない。
職業的事情により、新年のご挨拶は遠慮させていただくので予めご了承いただきたい。
合掌