先日、お仕事で、とっても嬉しいことがありました。
Twitterでつぶやいたところ、とっても多くの反響をいただきました♪
強迫性障害で、ほとんど外に出られなかった患者さんが、治療によって外に出られるようになり、人が多いデパートに行けたとお菓子を買ってきてくれた。
— 精神科医 髙木希奈 (@Psycho_JOY_kina) December 24, 2023
こういうことがあるから、精神科医していてホントに良かったと思う。 pic.twitter.com/m7Dq1vEBEX
私の外来に通ってくださっている、強迫性障害の患者さん。
初診時には、症状がひどくて、ほとんど外に出られなかったくらいだったんです。
時間はかかったのですが、根気よく治療を続けて、外に出られるようになり、
つい先日、人が多いデパートに行けたとお菓子を買ってきてくれたんです!
ちょっと前まで私もこのお菓子の存在を知らなかったのですが、
大人気のお菓子で、並ばないと買えないとのこと。
患者さんからは、わざわざ並んで買ったとは聞いていませんが、おそらく、年末で人が多い中、時間をかけて、買ってきてくださったのだろうと、容易に想像がつきましたので、
本当に嬉しかったです・・・!
ちなみに、強迫性障害やパニック障害、不安障害などの患者さんは、家から外に出るということだけでも、とても刺激が多く、それだけで、病状が不安定になったり悪化したりすることがあります。
ましてや、人込みの中に入ったり、人の多いデパートに行ったり、電車に乗ったりするということは、とてもハードルの高いことなのです。
そういったことも含めて、それだけ症状が改善した、ということですので、私としても、かなり嬉しく思いました。
こういうことがあると、精神科医していてホントに良かったと思う瞬間です。
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