「精神科って、画像検査必要なの??」
という疑問を抱かれる方も多いかもしれません。
精神科と言えども、もちろん画像は取り扱います。
まず、精神疾患の診断をつけるためには、器質性疾患(身体的な疾患)の除外が必要なので、受診されたらまずは、血液検査、心電図、頭部CTやMRI,心電図、脳波などの身体的な検査を行います。
さらに
認知症疑いの患者さんの脳CTやMRI画像のチェックは必須ですし、大学では 統合失調症の患者さんの画像解析などは、一つの研究テーマにもなっています。
そして、コチラのツイートもご覧ください。
精神科医 髙木希奈@Psycho_JOY_kina@kenshuui2020 精神科単科病院ですと、身体的合併症の対応、急変もありますし、検査は全て自分で判断、向精神薬で心電図異常が出てくる場合もあり、身体的な知識がないとやっていけませんし、単科でなくても他科にコンサルする場合に… https://t.co/WtZSS22yMD
2020年05月05日 14:52
頭部画像だけでなく、精神科でも、身体的な画像を見る機会も結構多いです。
(と言っても、頭部が一番多いですが)
精神科医 髙木希奈@Psycho_JOY_kina@kenshuui2020 身体は全部つながっていますし、精神も身体も密接に関連しておりますから、一部分だけを見ていればよい、というものではなさそうですよ♪
2020年05月05日 18:26
そして、その画像を見るためのソフトですが、
通常、病院の電カルなどに入っているので、病院で撮った検査画像をそのまま見る分には特に問題はありません。
しかし、学会発表用に画像を加工しないといけないときとかに自分のパソコンにビューアが入っていないと不便ですし、
他院からの紹介の際に、CT画像がCD-Rで送られてくることがあり、その中に入っているビューアで見るとかなり見辛いことも多いです。
ですので、汎用性の高い画像ソフトを予め病院や自分のパソコンにインストールしておくと、CD-Rからでも直接サクサク見るとこが出来ます。
その画像ソフト、Macですと OsiriX(オザイリクス) が有名ですが、最近高くなって気軽に使いにくくなってしまいました。
そこで、HorliX というソフトを最近知る機会が出来ましたが、これは性能が良いのにめちゃ安い!
そこで・・・
私のPCがすべてWindowsなので、Macユーザーの友人の外科医にお願いして、ちょっと使ってもらいました!
<HorliX 画像ビューア>
操作性はなかなか良いとのこと👌
さらに、濃淡や拡大縮小もMacのトラックパッドと相性が良い!
Osirix(オザイリクス)をよく使っていた外科医的には比較しても遜色ないかな、と💡
応援クリックお願いします♡ まだまだ続くよ♪
https://www.youtube.com/watch?v=q4_AAlZYF34
↑こちらの動画は、HorliXを使って見てみた 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) による肺炎の画像です。
・両方の肺の
・体の表面寄りに
・すりガラスの様な陰が見える(白く写る)
というのが特徴です。
だから、酸素交換の効率が落ちるんですね。
ほかにも、たくさんのサンプル画像などが掲載されているので、ぜひ見てみてください。
Data: https://github.com/ieee8023/covid-chestxray-dataset
そして!!
Mac ユーザですと、トライアル版を試せます!
https://phazor.info/HorliX/?page_id=105
コチラのサイトからDL・解凍後すぐに使えます。
(残念ながらwindows版はありません…><
Windowsでも使えるようにしてほしいとは、要望を入れておきましたけど)
HorliXのサンプルダイコムファイル自体は
https://phazor.info/HorliX/?page_id=184
にあります。
基本的な使い方は
https://phazor.info/HorliX-J/?page_id=539
で解説してあります。
専門的な話になってしまってすみませんが、
医療関係者以外の方にも、少しでも、画像に興味を持っていただければうれしいです!
※ブログ内やリンク先で使用している画像はサンプル画像ですので、掲載は差し支えありません。