これだけはね、もういつまでたっても忘れられない。
もう10年くらい前のお話・・・。
とある初対面(!)の男性に言われた言葉です。
精神科なんて誰だってできる!
俺だってできる!
その方は、全く医療関係でない、一般人です。
ワタシが精神科医ということを知って、その人が発した言葉。
何を思ってそういったのかわかりません。
それを聞いて、本当に腹立たしくて・・・!
「じゃあお前、実際に現場に行って、やってみろよ!!」
と思いました。
それと同時に、あ~世間一般には、こんなにも理解がないのか・・・ と思い、悲しくなりました。
私は、精神科医という職業に、誇りプライドを持ってやっていますし、自分の天職だとも思っています。
一般の方々にも、医療者にも誤解されやすいですけど、精神科って、そんなに簡単なものではありません。
これは、実際に現場でやってみないとわからないと思います。
当たり前ですが、精神科医は、医師免許を持っていないとできない仕事ですし、その中でも、精神保健指定医とか、専門医とか、精神科専門の資格もあります。
ただ、患者さんの話を聞けばよい、というものではありません。
きちんと病気かそうでないかを判断し、病気であれば、診断をつけて、薬などで治療をする。(もちろん、薬だけではありません)
↑これは、他科と一緒です。
精神科のお仕事は、これだけではありません。
ここには細かく書ききれないほど、いっぱいあります。
専門的な知識がないと無理!!です。
誰でもできるものではありません。
それに、よく誤解されますけど、心理士やカウンセラーとも違います。
参考記事
友人から紹介されて、その人に会いました。
とある有名なネットワークビジネスで、トップに立っている人でした。
よくこの人に、みんなついていくな・・・と思いました。
このような、精神科の誤解と偏見を解き、正しい知識と理解を広めたいです。
(精神科医は、みんなそう思っていると思います!)
参考記事