前回の記事の続きです。 覚醒剤による体のくねり&バイヤーのお話。
↑、昨年今年の買ってないや・・・。
依存症の患者さんの、物質を摂取しようとする努力たるや、本当に目を見張るモノがあります。
よく、違法性薬物を密輸しようとして、お尻の穴に隠したりしてますけど、
(ワタシの元同僚の先生が、セントレアの医務室に週1日勤務しているのですが
レントゲンで、覚醒剤の袋やカプセルが、腸にめちゃくちゃいっぱい詰まってた
方がいたようですよ・・・ なんか漫画とかドラマみたいですが、これホントの話!)
そして以前、 多剤薬物乱用~依存で、入院していた患者さんは、
入院時、膣の中に、シンナーの小瓶を隠し持っていました。
このときばっかりは、さすがに膣の中(というか体の内部)までは身体チェックしないのでね。。。
しばらくわかりませんでしたよ。
全部持ちモノや身に着けているものを チェックしているのにも関わらず、ずーっとシンナーのにおいが消えませんでしたから・・・
まぁこれらと同等か、それを上回るくらいの、誰も思いつかないようなところに 物質を隠し持っていたりします。
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例えば。。。トイレ。
家族にバレないように、よく隠し場所に選ばれますが、水洗トイレの、貯水槽の中に
お酒の瓶を隠していたりとかします。
いや、それはまだイイんですよ。
本当にスゴイと思ったのは、ボットン便所の、あの便器の中に隠していた患者さんもいます。
糞尿溜まっているその中に、糞尿にまみれながら、酒瓶を隠したり、取り出したりして飲んでました。。。
依存症になると、そこまでしても、摂取したいんですよね。
前回お話した、覚醒剤依存症の若い女性の患者さん。
この患者さんも、ほっほう・・・・と関心するくらいに、いろんなところに、覚醒剤を隠し持っていました。
家中のありとあらゆるトコロ(例えば、、、箪笥、引き出し、しまってある服の中や、本棚とかとか。。。)に隠していましたが、
どうしても親に見つけられてしまう。
かといって、友達に預けるワケにもいかない。
そこで。
常に持ち歩くコトにしました。
でも、普通にバッグに入れてたら、どこで誰に中を見られるかどうかわからないし
ポケットに入れておいて、うっかり落としでもしたら、それこそ大変なコトになってしまう。
考えた結果。。。。
どこに入れて持ち歩いていたと思いますか???
パンツの中に、隠してたんですね
そういえば、ブラックジャック の漫画の中では、
長い髪の女の人が、頭を盛り盛りにして、その中に覚醒剤を隠していた、
ってゆうシーンがありました。
新刊「あなたの周りの身近な狂気 」セブン&アイ出版 の中に出てくる
エピソード5 アルコール依存症の主人公も
自分の書斎の棚や本の中に隠していましたよね。
(このような行為を、探索行動といいます)