【2024年8月6日午前7時記】


8/5月曜の東京株式市場は、大荒れの展開となりました。以下が日経平均の終値と下げ幅です、

(8/5月曜の日経平均)

日経平均 31,458円


下げ幅  4,451円


下落率  -12.40%


8/2金曜に続く暴落です。米国など他の国にも、この動きは波及しています。


本稿は新NISAで新しく投資を始めた方を

対象に書きました。


この嵐の乗り越えるための心構えを

個人投資家の先輩としてまとめました。



  慌てないこと


有事です。せっかく始めた投資が、元本割れ。


でも、慌てないことです。


焦ったり、悲しくなるのは、自然なこと。


しかし、感情に任せた行動は、危険です。

慌てて売ったりしないでください。


「休むも相場」という、格言もあります。

まずは、現実を直視することです。


現実の直視には、毎日の株価を記録して

眺めると良いです。


そして、踊る株価の後ろでうごめく、

もう一つの指標、国債利回りを観ることです。


令和のブラックマンデーで、
バブルが弾けました!





  国債利回りを観る



国債利回りとは、

国債を保有していたら、

1年で何パーセント儲かるか」

という指標

です。


日経平均のような株価と、国債の価格は、

反対の動きをする傾向があります。


ですから、国債利回りを見ることで、

株価の動きを考える事が出来ます。


長期金利の指標と言われる10年の

日本国債の利回りを見てみましょう。


8/1木曜の段階では、10年国債利回りは、

0.90%でした。


8/5月曜夕刻の段階で、10年国債利回りは、

0.750%まで下がっています。


(10年日本国債の最近の動き)

8/2金曜 0.90%


8/5月曜 0.75%



国債利回りが下がるということは、国債の値段が上がっているということ。株価から安全資産の国債に資金が流れているのです。


国債利回りについては、コチラをお読み下さい。


7/31に日銀が発表した短期金利の基準値は、0.25%でした。0.10%からプラス0.15%の上昇です。


日銀の政策金利の変化

7月  0.10%


8月        0.25%



日銀の利上げは一部評論家が感情的に言うような株価暴落の原因ではありません。しかし、翌日の暴落のきっかけとなったのは確かです。


利上げの影響を国債価格が反映したと考えます。


国債利回りは、0.15%下落、国債利回り0.15%下落は、国債価格が0.15% 上昇したことと同じです。日銀の政策金利も同じく0.15%上昇です。


8/2金曜、8/5月曜と続く、今日これからの8/6火曜。ここで、株価が反騰するかどうかを見てみましょう。そろそろ上がる可能性があります。


但し、8/2の緊急投稿でお伝えしたように、

日経平均3万円割れのリスクは内包しています。

上がったからと安心せず、今は動きを見守りましょう。


そして、もし分散投資もしていないのなら、

自分のポートフォリオに国債をいれることを検討してください。


分散投資については、コチラをお読み下さい。


株の銘柄選択、ポートフォリオ診断は

コチラで行っています。一度ご相談下さい。


一緒に頑張りましょう!


(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護職員向け実務者研修を修了)






最後に一言、付け加えます。


※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。また、このブログでは特定の金融商品を推奨、勧誘することは一切ございません。