2024年1月10日水曜開催の投資デビュー講座の内容をまとめました。

第一部
テーマ:証券口座の作り方

長期投資は、長期保有(10年以上)
を行います。その長い道のりの第一歩として、証券口座そのものの説明から入ります。

投資を始めるときに考える7つの疑問に回答します。


第二部:
テーマ:2024年の経済予想、他


日経平均などの株価を予想します。

内容は、投資経験がある程度ある方を対象としています。


復習用にご活用下さい。

第一部〜      証券口座の開き方  



さて、今日のテーマは、証券口座の開き方です。



投資が、
よく分かる、よく身に付く、自信がつく。

この3つを目標に、今年一年、皆様に投資の説明をして参ります。


普段は介護士を助ける介護助手の仕事をしながら、FPとして活動しております。

よろしくお願いします。

投資は水泳に似ていると思います。

良い解説や本だけでは、なかなか身につかないところがあります。

そこで、今回は、投資を始めるときにぶつかる7つの疑問を取り上げます。

いつ、どこで、誰から、幾ら、どうやって、何を買う? 

一緒に考えてみましょう。

では、投資デビューや再デビューに向けて進みましょう。はじめます。


  質問1〜いつ When、      「いつから、投資を始めたら良いでしょう?」


まず、最初の質問です。

いつから、投資を始めたら良いでしょう?

【答え】
今です。

今年から新NISAが始まります。
投資デビューのチャンスです。


  質問2〜どこ(Where)、     「投資をするには、どこにいけばよいですか?」



なるほど、それでは、次の質問です。

投資を始めるには、どこに行けば良いでしょう?

【答え】
証券会社や銀行などの金融機関に行きます。

最近は銀行でも投資信託が変えますが、株などの金融商品は元々、証券会社で買うものでした。

銀行は、元々、預金を預かり、それを融資するのが本業です。銀行では銀行口座を開きます。
証券会社は、証券口座を開きます。

証券会社は、投資家と、株や投資信託などの金融商品の売買や手数料のやり取りをするのに、
証券口座を使います。

余裕ある人は、特定口座と一般口座について確認しておくとよいでしょう。


  質問3〜誰と(Who)「投資は、誰と行なうのが良いでしょう?」


次の質問です。
投資は、誰と行なうのが良いでしょう?

【答え】
証券会社は、店舗型とネット証券に分かれます。

店舗に行けば、窓口の販売員と投資を行います。

ネット証券は、原則、人間の相談相手はいません。
セルフサービスです。
ただし、AIによる助言を受けることも可能です。

また、IFAと呼ばれるネット証券専属の相談員もあります。手数料は、セルフサービスのネット証券サービスより上がります。

それ以外に、独立系FPがあります。
金融機関と独立し、金融全般に関する相談を有料で行います。



  質問4〜何(What )「初心者は、何に投資したら、良いでしょう?」


初心者は、何に投資したら、良いでしょう?
【答え】
投資初心者は投資信託で投資することをオススメします。

特にインデックスファンドと呼ばれる指数連動型がよいでしょう。

指数とは、日経平均、ダウ平均、S&P500といった公に発表される経済の数値です。

低リスクの指数と連動したインデックスファンドを選ぶと良いでしょう。


  質問5〜なぜ(Why)、「初心者はなぜ投資しなくてはいけないのですか?」


初心者はなぜ投資しなくてはいけないのですか?
【答え】
絶対しなければならないわけではありません。

計画的な資産形成のために、その人の資産状況に合わせて行います。

また、将来の支給が不透明な国民年金の補助として、資産運用の益を充てることが考えられます。

物価上昇による資産の目減りを補うインフレ対策の意味合いもあります。


  質問6〜幾ら(How much)、    「投資は幾らから始めるのが良いでしょう?」


投資は幾らから始めるのが良いでしょう?
【答え】
とても多い質問です。

余裕資金ではじめましょう、というのが回答です。

新NISAならつみたて投資枠年間120万円と成長投資枠が年間240万円までか非課税です。

その枠の中で毎月無理のない金額を積み立てましょう。

積み立てることは、リスク分散にもなります。



  質問7〜幾つ(How many)?、   「初心者は、いくつの銘柄に投資したら、良いでしょう?」


初心者は、いくつの銘柄に投資したら、良いでしょう?
【答え】
2つ以上の投資信託を買いましょう。

複数あれば、一つが値下がりしても、もうひとが支えてくれます。

これを分散投資と言います。



第二部、新NISAとオルカンブームで始まる2024年の経済予想 


日本は、能登地震という形で、波乱のスタートとなりました。

亡くなられた方の御冥福を祈るとともに、少しでも早く被災者の方のケアが進めばと思っております。

株式市場はというと、米国、日本とも好調を継続しています。


新NISAの影響か、オルカン(三菱UFJアセットさんの全世界株式のインデックスファンド)の流入が1000億円を超えました。


日経平均は、年明けから3万4千円台を継続。

ダウは、3万7千ドルをつけています。

(いずれも、1/10現在)


日本の長期金利は、0.5%台まで下落(国債価格は上昇)


米国は、10年国債利回りが4%台となりました。


これを受け、円ドルレートも140円台半ばをつけています。


年頭ということで、2024年の予想を述べます。


ダウ平均は、現在の3万7千ドルを中心に、プラスマイナス1000ドルで推移すると考えます。


これは、すでに今年行われる米国利下げを現在の値が織り込んでいると思われるためです。


ただし、4万ドル超えを予想するアナリストもいて、上振れはあるかもしれません。


円ドルレートは、150円を軸に、プラスマイナス10円と考えます。


日経平均は、利上げによる下振れのリスクがあります。


基本は、3万5千円〜3万8千円で推移します。ただし、この値は個人的には、日本経済や企業の実力を反映したものでなく、長期に渡る金融緩和の副作用と思われます。バブルと言ってとよいでしょう。



最悪、日経平均2万8千円に下振れした場合を想定した投資の計画を練っておくべきと考えます。特に新NISAの成長投資枠で日本株に投資されている方はご注意下さい。




2024年予想のまとめ


・ダウ 37000ドル±1000ドル(上振れあり)

・日経平均 28000円から38000円

・円ドル 150円±10円



本年も、よろしくお願いいたします。



※ここに書かれているのは、筆者の知見に基づく一般論です。例にあげている実際の金融商品の原稿作成時点のデータです。実際の投資で同様のリターンが得られることを一切保証しません。投資は、ご自身の判断に基づいて行って下さい。また、このブログでは特定の金融商品を推奨、勧誘することは一切ございません。




(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者)