イールドカーブとは?

 

日本やアメリカの金融政策の話しで、「イールドカーブ」という

言葉が出てくるのを、耳にされた方も多いと思います。

 

イールドカーブとは、国債利回りと時間の関係を表すグラフです。

 

 

縦軸の国債利回りとは、満期まで国債を持っていたら得られるリターン(年間のもうけ)を表しています。

横軸が投資する時間(年数)です。

傾き具合で、将来の景気を予測することができます。

 

国債利回りの計算例

 

国債の利回りはどうやって計算するのでしょうか?
 

毎年の利息が0.1得られる新規発行の30年国債

を例に考えてみましょう。

 

満期で元本100、購入価格が97としましょう。

この場合、国債利回りは0.20%となります。

計算は

年間の儲け

=利息+(元本ー購入価格)÷年数
=0.1+(100-97)÷30年

=0.20
 

年間の儲け÷購入価格

=0.20÷97

=0.00206

 

約0.2%となります。

 

 

購入する国債の価格が低くなると、年間の儲けの

部分が大きくなります。

 

すなわち、国債価格が下落すると国債利回りが上昇するという点

を覚えておいて下さい。

イールドカーブのイールドは利回りのこと。

イールドは「産み出す」という意味です。債券が産み出す利益のことです。