イランで起きた紛争の影響が広がっています。
一時期5万9千円を突破した日経平均は、5万1千円台まで下落しました。
そこで、本日の結論です。
・有事で原油をはじめとする物価上昇が再燃
・戦争がいつ終わるかは不透明。
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日本円は対ドル160円台前後の円安。
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産油国である米国の経済は、大きく崩れることはないと予想します。
以下、みていきましょう。
この経済統計の意味
私は、毎月の月末に、日本と米国の株価と国債の指数を確認しています。
月に一回、これを調べることで、自分の投資している外国債中心のファンドの立ち位置を確認できます。
投資を実際に始めた方は、
ぜひ参考にして下さい。
割と簡単です。よろしければ、真似てみてください。
なお、文中に出てくる国債利回りとは、国債の価格を表します。
国債の価格の仕組みについては、国債とは?をお読み下さい。
2026年3月の主な指標の推移
2026年3月末は、月足(1ヶ月単位の集計)で、次の通りでした。
2026年3月
米国債10年利回り・・・
3.941%
日本国債10年利回り・・ 2.345%
ダウ・・・・・・・
46,341ドル
日経平均・・・・・・・
51,063円
(データは、2026年4月01日、日本時間午前9時現在)
前月(2026年2月末)の数値と比べます
2026年2月末の値は、次の通りでした。
2026年2月
米国債10年利回り・・・
3.941%
日本国債10年利回り・・
2.110%
ダウ・・・・・・・・・
48,977ドル
日経平均・・・・・・・
58,850円
米国債10年の価格は下落(↓)しました。
3.941%→4.323%
(利回りは上昇)
日本国債10年の価格は下落(↓)しました。
2.110%→2.345%
(利回りは上昇)
ダウ平均は下落(↓)しました。
48,997ドル→46,341ドル
日経平均は下落(↓)しました。
58,850円→51,063円
アメリカは久しぶりに、株価が下落しました。
日本も、下落しました。
急落です。
今月は『有事のインフレ』が市場を支配しました。

今起きていることをまとめると、次のような流れとなります。
戦争 → 原油高
→ インフレ懸念
→ 金利上昇(債券安)
→ 株安
原油価格が上がれば、少し収まっていたインフレ(一般物価の上昇)が、また始まります。
原油は、製造業、流通、など幅広い業種に影響を与えます。
今後の経済見通し
- インフレの長期化と高金利の定着
中東情勢の緊迫化で原油価格が高止まりし、世界的にインフレが再燃するため、米国の利下げ開始時期は大幅に後退し、高い政策金利が維持されるでしょう。 - 「強いドル」の継続と160円台の定着
日米の金利差が縮まらないことに加え、有事の際の「ドル買い」需要が強まるため、為替は1ドル160円前後という歴史的な円安水準が常態化する見通しです。 - 米国経済の底堅い推移
米国は世界最大の産油国・産ガス国としての恩恵を受けるため、エネルギー価格の高騰が他国のような致命的なダメージにならず、底堅い景気を維持すると予想されます。 - 日本国内のコストプッシュ・インフレの激化
日本では円安と資源高が重なる「ダブルパンチ」により輸入物価が上昇し続け、家計の購買力が低下することで、景気回復の足かせとなるリスクがあります。 - 資産運用の重要性の高まり
現金(円)の価値が目減りし続けるこのシナリオ下では、インフレに強い外貨建て資産や、エネルギー関連、また米国株などの成長資産をポートフォリオに組み込む重要性がさらに増すでしょう。
先月の記事です。
長期投資の方は、ポジションを大きく変える必要はないでしょう。
私の年頭の経済予測も、よろしければお読み下さい。
予測より日本株は上がっていますが、経済の仕組みは、同じだと思います。
(ファイナンシャルプランナー、日本FP協会CFP認定者、介護福祉士)
現在は、主にコチラのサイトで活動しています。
https://kasai-fp.com/



