板橋区民会館のテキサスコンビみつお兄の追悼公演は特別ゲストに故横山やすし師匠を迎えて大盛況に終わった。天才漫才師の素晴らしい漫談を見れたことは、とてもラッキーだった。それから何日か経って、朝早く電話がなった。慌てて受話器を取ると…「横山やけど…」「横山さんですか…どちらの」と聞くと…「横山やすしや!」「ああ…師匠」「おまえ、今日、暇か…」思わず「はい」と答えると「今日、鞄持ちに来い!」と言われTBSのスタジオに行くことになった。当時、師匠は新伍のお待ちどうさまという番組にレギュラーで出ていた。スタジオでのトークは素晴らしいのだった。その後、週刊宝石の対談へ行くと「おまえ待ってる間にネタを考えとけ…」と言われ…ない頭をひねって考えた…対談が終わって師匠は「今度、原稿用紙にネタを書いて来い」と言った。僕は思わず「はい」と答えた。これは大変だと心の中でつぶやいた。とにかく勉強になる1日を過ごせて頂いた。師匠から学んだこと…☆漫才の稽古は地下鉄の中、高速道路の下でやると声をだしても大丈夫。☆常に先を呼んでトークをする。☆大衆に受け入れられることをやれ☆テレビに出たかったら、電波塔のあるところへ行け☆芸能人は亡くなった時に値打ちが分かる。以上

