名古屋の大須演芸場には劇場専属の芸人さんが
多数いた。彼らは劇場の楽屋で寝泊まりをしていた。曲芸、落語、コント、多数の芸人さんがいた。浪曲の師匠はホンとか嘘か分からないけど、頭が薄いので靴墨を塗っていたらしい。曲芸の師匠は珍しく客席に若い女性がいると、舞台に上がっている時に芸をしながら電話番号を聞いていた。漫談の師匠は舞台が終わるとパチンコへ調子がわるいと楽屋に戻って小説を一

時間ほど読んで又パチンコへ、いつも箱を山のように積んでいた。舞台の漫談は最高に面白かった。劇場は個性溢れる芸人ばかりだった。つっく…ヒデアキ