いよいよ本番の日はやって来た。TV局の控え室にいくと、学生の頃にTVで見た芸人さんが沢山いらっしゃった。とりあえず、横山やすし師匠に挨拶に控え室にいくとドアが閉まっていた。今日はあまりご機嫌がよくないようだ…暫く待っていると、師匠がお手洗いに出てきた。今が挨拶のチャンスと思ったが、とりあえずトイレから出てきた時に挨拶をすることに…師匠がトイレから出てきた。思わず「………」と挨拶をした。師匠は「良くわかった…番組終わったらメシ食いに行こ!」と言われ…「分かりました。」と思わず言った…番組は緊張のなかで始まり、いつの間にか終わった。恐いと聞いていた。師匠は大変優しかった。むしろ愛情を感じた。そしてその夜、いろんな貴重なお話を聞くことができた。自分にとって忘れることの出来ない夜になった。つづく…