ウォーキンウォーキンという歌はとてもノリいい曲だった。「どこへいくの…そこの彼女…おっとまぶいね…にらむ目付き」こんな歌詞で始まる。簡単にいえば、原宿ナンパの歌…その頃の原宿はナンパの街であった。いろんな人間が集まって来ては出会い、夢を語り、夢のために共に行動した。タケノコ族あり、ロックンローラーあり、いろんなパフォーマンスが見れた。一週間に一度、原宿に集まってパフォーマンスをやるのが彼らの楽しみだった。そんな原宿を舞台にした。物語が原宿グラフィティーだった。トニー(徳ちゃん)はミュージカルの稽古をしながらデビュー目前だった。みんなそれぞれが、明日に夢を描いて頑張っていた。つづく…