はらじゅくグラフィティーの主役の四人は、個性と魅力に溢れていた。一番の主役はチャーリー、準主役はトニー(徳永英明)…練習を重ねるごとに、いつの間にかトニーはチャーリーよりも魅力を発揮した。トニーはとにかく、出演者全員の心を掴み、リーダーシップを取る力を持っていた。自分はイーストという中国人の役だった。毎日の稽古の中で学ぶことは、沢山あった。ミュージカルのサウンドトラック盤の録音も乃木坂のサンライズスタジオというところでやったのを記憶している。メインの四人はそれぞれ歌をソロで歌うことになっていた。自分は徳ちゃんのバックコーラスで参加した。その時に歌った曲がウォーキンウォーキン…今でもシッカリと覚えている。つづく…