また一人、いい人がこの世をさった。俳優の広田正光さん…数年前、お芝居にお誘い頂き、広田さんの演出で舞台を演らせていただいた。いつも優しい笑顔のたえない心の優しい方でした。演劇を心から愛されている人だった。舞台の楽しさを教えて下さった。そんな広田さんと再会したのは去年の5月に僕が出演した「青空のメロディー」という舞台に広田さんがお客として見に来て下さった時でした。その時「お芝居上手くなったよ」と褒めていただいた。それから新しい年を迎え、7月に突然、お電話を頂いた。「今年、舞台をやりたいんだけど、協力してほしい」というお電話でした。電話の声は少し元気のない声だった。聞けば、入院していると言う。電話の声は元気はなかったたが、芝居を何としてもやりたいという思いが、伝わってきた。僕は半端な気持ちではできないと感じ「病院へお見舞いに行った時に、ゆっくりお話しましょう」と答えた。その時僕はお祭の仕事で牛久町にいた。それから数日後、僕は友人とお見舞いに行こうと、五反田駅から広田さんに電話をかけた。「今日、午前中に退院したよ」広田さんは言った。遅かった。瞬間、非常に淋しいものを感じた。「又こちらから連絡するよ」そういって広田さんは電話をきった。でも、とりあえず退院したから良かったな!僕はとりあえず、そう思い込んだ。それから数日後、電話がなった。広田さんからだ。「12日集まって話をしたい」「分かりました」と電話をきった。とにかく早く会って話がしたい。そう思いがながら…そして11日に電話があった。「12日はなしになったから」その声は元気がなく悲しそうな声だった。広田さんと会話したのは、それが最後…昨日お通夜に行った時、広田さんは優しい笑顔で永遠の眠りについていた…広田さんさようなら、出来れば一緒にお芝居をやりたかった。台本の続きは素晴らしい芝居になるように、これから創って行きたいと思います。いい報告ができるように…頑張ります。安らかに、おやすみください…ヒデアキ

『ヒデアキ&マユミの いくつになっても』のBlog-090829_193841.JPG