漫談というのは面白いもので、マイク1本でそれ以外何も使わないで、笑いを取る究極の芸です。自分というフィルターをとおして世の中の、さまざまな、出来事を面白おかしく語るのは、本当に難しいことです。前田隣師匠は漫談をいつも面白おかしく見せてくださいました。自分が、年寄りになったという話、病気の話。ホームレスの話、深刻な話も隣師匠が話すと笑えてしまうのには、いつも驚かせられました。そのためには、辛いことですが、自分と向き合って常に前向きに進んでいかなくては、いけないと思う。隣師匠はがん告知という現実を受け入れ、最後まで舞台に出て戦った、すばらしい芸人でした。ヒデアキ『ヒデアキ&マユミの いくつになっても』のBlog-080602_011909.JPG