平成三大種牡馬 | 悠飛@FGOブログ

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色んなことを題材に上げていこうと思ってます

『平成三大種牡馬』──────

所謂日本近代競馬の御三家

『凱旋門賞馬』トニービン、『代替種牡馬から本命になった馬』ブライアンズタイム、『運命に噛みついた馬』サンデーサイレンスの3頭である。

サンデーサイレンスは以前長々と語ったので今回は割愛させていただく。

『凱旋門賞馬』トニービン。

言うまでもなく『世界最強』の称号を持つ馬だろう。

何せクビ差とはいえ歴代2位のタイムで凱旋門賞を勝利しているのだから。

しかし主な勝ち鞍が『凱旋門賞』のみなのが残念ポイントだが・・・

そんな彼の産駒の傾向は差しと追込が得意な馬が多いが、それよりも印象に残っているのがそう、喧しいことである。

特に喧しいのがダービーの後に吠えたジャングルポケットだろう。その音量なんと135dB。これはジェットエンジン付近の音に近い音量である。最早騒音。

そして彼は舌遊びが好きで、産駒にこの遊びが遺伝していることが多い(例えるとジャングルポケットは舌を引っ張って貰う遊びが好きだったようだ)。

そしてその産駒の中には『女帝』エアグルーヴも居るのだが、幼少期から気に入った人や馬を舐め続ける癖があったので幼名は『ベロちゃん』と呼ばれていた。

残念ながら2000年に心臓麻痺で17歳という若さでなくなっている。(サンデーサイレンスも16歳でなくなっているのでこの3頭は種付けで命を削ったのだろう)

代表産駒はノースフライト、『女帝』エアグルーヴ、『BNW』ウイニングチケット、『産駒一喧しい』ジャングルポケット、『破壊神』タニノギムレットなどが居る。



続いては初年度から三冠馬『シャドーロールの怪物』を排出したブライアンズタイム。
この種牡馬の特徴といえば一発ホームラン型と言える。
つまり当たり外れがあるということだ。(毎年GⅠ馬を排出していたサンデーサイレンスが異常なだけである)
彼はサンデーサイレンスと同じくアメリカ出身で88に活躍した馬である。
しかしこの馬の来日した敬意としては『代替種牡馬』────所謂代わりである。
そんな彼だがいざ蓋を開けてみれば初年度から三冠馬ナリタブライアンを出し、セカンドクロップに『変幻自在の撃墜王』マヤノトップガン、サードクロップに二冠馬サニーブライアンと続々と活躍馬を出していった。
しかし95年からはサンデーサイレンスの産駒たちが大暴れ。徐々に影に隠れていってしまったもののリーディング3位を続けていた。
2013年、放牧中に転倒した時に右後脚大腿骨を骨折したことで安楽死処分となり4月4日28歳で死亡した。(この時も30頭に種付け依頼があり、既に10頭に種付けしていた中での急逝であった。)
サンデーサイレンスやトニービンと違い、28歳まで現役で種牡馬をしていたというのは驚きである。
産駒の傾向としては早熟でクラシック戦線で活躍する馬が多かった。


これは競馬あるあるだが、現役時あまり活躍してなかった馬でも種牡馬として大活躍する馬が居るというのがわからないところである。(サンデーサイレンスは別の意味でわからない。本当に当時のアメリカ人は見る目が無かったと思う)


以上、そんな『日本近代競馬御三家』でした。