ステゴ一族 | 悠飛@FGOブログ

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色んなことを題材に上げていこうと思ってます

ステゴ一族─────

それは希代の気性難『黄金旅程』ステイゴールドが産み出した競走馬たち。

彼らはその気性難と癖の強さで乗る人、厩務員を選ぶのに苦労した記録がある。

まずはステゴ一族の長兄

『夢への旅路』ことドリームジャーニー。


父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母父メジロマックイーンとこれまた気性難の血統である。
そんな彼は『癖馬請負人』こと池添謙一騎手を鞍上に09年春秋グランプリホースとなった馬である。
しかしこの馬気性難というだけに担当厩務員が決まっているほど。
そして人を馬房の角に追い込んで傷付けないように頸動脈を噛むという(?)伝説や池添騎手を見ると殺しに行くとまで言われたほど。
だが最近は池添騎手が来るとご機嫌になるという事実が判明。
恐らく彼なりの愛情表現だろう(それでも歪んでいるが)
生涯戦績31戦9勝
獲得賞金8億4797万3000円
現在も現役種牡馬である。

次に紹介するのは現在うらかわ優駿ビレッジAERUにて繋養されている『ステゴ一族で最もヤバい』といわれたナカヤマフェスタ。

母はディアウィンク
あわや凱旋門賞に手が届きかけた馬である。
この馬、あまり気性難エピソードを聞かないが恐らく裏ではやばかったのだろう。
生涯戦績は日本では11戦5勝
フランスでは4戦0勝
獲得賞金は日本では2億9324万3000円
フランスでは1億2655万4500円
主な勝ち鞍は10年宝塚記念
中々やべー戦績だなオイ
続いては三冠馬で語ったドリームジャーニーの全弟。
『金色の暴君』ことオルフェーヴルである。

この馬は既に三冠馬シリーズで語ったので大筋は省くが現在種牡馬となり、時たま池添騎手が会いに行くと車のエンジン音で分かるのか明らかにスイッチが入るとのこと。
そしていざ対面すると、耳はリラックス状態だか通称『オルフェパンチ』と呼ばれる前かきの要領で繰り出される前脚蹴りをしてくる。
馬の感情は耳で分かり、耳が真横になっているときは完全にリラックスしてる状態、終始回りを気にするように耳を動かしているときが不安な気持ち、耳が前にピンとしているときが気になるものがある時、耳を後ろに絞っている時は怒っている時であり、オルフェは耳が真横になっている状態でパンチを繰り出してくるほど何をするかわからない馬である。

続いては全てが規格外。
『黄金の浮沈艦』『白いの』や『アイツ』等のあだ名が多い今もなお伝説を更新し続ける『120億紙屑事件』の張本人(馬?)ことUMAゴールドシップ。





血統は父ステイゴールド、母ポイントフラッグ、母父メジロマックイーンとドリジャ、オルフェ同様のステマ配合。
この馬の伝説は生まれたときから始まっていた。
小柄だが丈夫なステイゴールドと、大柄で賢いが足元が弱いメジロマックイーンのいいとこ取りで小柄で賢く頑丈な馬を目指したが、生まれてきた馬は生産者が思っていたものとはかけはなれてデカかった。
生まれたときから桁違い。
そして成長すると大柄で頑丈な暴れん坊の利かん坊という手の付けられない馬となった。
そんなゴルシが唯一じゃれつくのが元厩務員の今浪さんただ一人である。
そんなゴルシ伝説はクラシックになってからも続く。
12年皐月賞では荒れた中山競馬場の内ラチを4コーナーでものすごいパワーで進出し、最後方から一気に捲ったことで「ゴルシがワープした!」と言われる『ゴルシワープ』を披露。皐月のタイトルを得た。しかし左回りが苦手なのかダービーは落とし菊花賞で優勝と二冠馬を達成。
その後有馬も勝ち、翌年の宝塚記念を勝利して凱旋門賞へ。
しかしその凱旋門賞は「フランス旅行」と言われるほどの散々な結果に。
帰国後有馬記念に出走し、最初で最後のオルフェとの兄弟対決でオルフェにぶっちぎられ敗北。(この年13年有馬記念の大筋は三冠馬のオルフェの項目を参照)
翌年宝塚記念を連覇するも有馬ではジェンティルドンナに持ってかれた。
そして6歳となり競走馬としては引退の時期になった年、阪神大賞典を三連覇て本番天皇賞(春)をようやく勝てたのはいいもののゲート最試験を告げられた。三連覇がかかる宝塚記念では隣のゲートのトーホウジャッカルが騒いだことが気にさわったのか2度立ち上がり大出遅れ。この瞬間ゴルシに関連する馬券約120億が紙屑となり、ゴルシは殿負けこそ回避したが大敗。
これが俗に言う『120億紙屑事件』である。まあ、祖父のメジロマックイーンも140億を紙屑にしたことがあるので血は争えないということか。
そんなゴルシは気性難ではあるのだが、ただの気分屋で騎手が『走ってくださいお願いします。』と懇願する程である。
その気まぐれも桁違い。
そしてゴルシはその年の有馬記念を最後に引退、種牡馬となるのだが、引退後の馬体検査では通常競走馬はどこかしら異常を抱えているのだがなぜかゴルシは 何 処 に も 異 常 は な か っ た 。
頑丈過ぎるのも程度があろう。
体の頑丈さも桁違い。
そして種牡馬となってからはなんと種付けが上手くテクニシャンということで評判とのこと。
そしてその受胎率は通算成功率97%以上。
何なんだお前は?
種付けの上手さも桁違い。
最早中にオッサンが入っているのではないかと言われているほどである。
そして写真を見れば分かるであろうが、変顔が実に多い馬である。
奴は最強桁違い
今なお伝説を更新し続けるゴルシであった。
詳しくはゴルシ伝説を調べるといいだろう。
生涯戦績28戦13勝(内GⅠ6勝)
これはオルフェと同じGⅠ勝利数である。
獲得賞金は13億9776万7000円

ちなみに同じ父を持つ『マメちん』ことフェノーメノとは仲が悪い。


そして残りの代表産駒は障害の『絶対王者』オジュウチョウサンもいるが長くなったので割愛させていただきます。


オジュウチョウサンは申し訳ないが別枠で取り上げたいが、サンデーサイレンス並みに長くなりそうなので自重しようと思う。障害GⅠ11勝は正に偉大な記録だが語りきれないので許していただきたい。

ということでステゴ一族でした。