三冠馬その4 | 悠飛@FGOブログ

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色んなことを題材に上げていこうと思ってます

さて皆さんお久しぶりです。

期間が開いた理由についてですが、新年早々母親のコロナが伝染ってコロナで死にかけてました・・・

薬疹持ちのため薬が使えず中々熱が下がらないので入院しておりました。


とまぁ新年早々良くないことが起きましたが三冠馬その4ということで語っていきましょう


まずはオークス史上初唯一の同着決着という劇的な三冠牝馬ということでアパパネです。

競馬ファン以外が間違えやすい三冠牝馬シリーズですね。

実際影の薄いスティルインラブも忘れがち・・・

(結構ブエナビスタとか言われますが、ブエナビスタは三冠達成しておりません)

この馬を語る上ではやはり2010年オークスが外せないでしょう。

史上唯一サンテミリオンとの同着決着で唯一2頭の樫の女王が誕生した世代でもあります。

その後アパパネは秋華賞ではサンテミリオンを抑えて優勝し見事三冠牝馬に輝きました。

戦績は18戦7勝で主な勝ち鞍は2009年阪神JF(ジュベナイルフィリーズ)・2010年牝馬三冠・2011年エリザベス女王杯。

父は『最強の大王』ことキングカメハメハで後にディープインパクトとの娘である2021年秋華賞馬のアカイトリノムスメを輩出するなど母親としても優秀である。

余談だがその顔は可愛いことで有名




そして2011年、ディープインパクト以来の三冠馬であわや世界にその手が届きかけた『金色の暴君』が戴冠した。
それこそが金細工師の意味を持つオルフェーヴルだ。
(競馬初心者あるあるだがオルフェーヴルである。ブではないのだ。)
この馬の逸話はやはり血統だろう。
父は香港ヴァーズを劇的勝利で引退したサンデーサイレンス産駒で97年世代屈指の気性難、主な勝ち鞍が阿寒湖特別という『黄金旅程』ことステイゴールド
全兄に「池添騎手を見かけたら殺しに行く(最近は池添騎手が来たら明らかにご機嫌とのこと)」と言われる程のハイパー気性難のグランプリホースであるドリームジャーニー。母の父があのメジロマックイーンで実はサンデーサイレンスとメジロマックイーンは血統的に相性が最高で、このステイゴールド産駒は大抵母の父がメジロマックイーンであるため界隈では『ステマ配合』と呼ばれるほどの黄金配合なのである。(その集大成がいろんな所で伝説を残すアイツこと『黄金の不沈艦』ことゴールドシップである。)
そして当のオルフェーヴルと言えばやはり超絶気性難で今や気性難請負人みたいになってしまっている池添騎手を2度振り落としている他、伝説の阪神大『笑点』と言われる逸走して減速してからの2着など鞍上の言うことを聞かないことも。
そんなオルフェーヴルだが実は臆病な性格で、世界に届きかけた凱旋門賞でも現地ジョッキーに乗り換えられたからなのかゴール手前でラチに斜行して交わされ2着など安定しないのがこの馬の魅力である。
戦績は2011年クラシック三冠と同年の有馬記念、12年の宝塚記念、そして引退レースの13年有馬記念である。
印象に残っているのはまずはデビュー戦であろうか。
ゴール後に鞍上の池添騎手を振り落として怪我をさせている。そして菊花賞では4コーナーで持ったまんまで堂々と先頭を行く。アナウンサーの『金色の馬体が弾んでいる!これを追うものはなし!』の実況は名実況である・・・が、そこはオルフェーヴル。ゴール後に再び池添騎手を振り落としてピタリと止まっている。(この時池添騎手は脇腹をラチにぶつけて呼吸がまともにできていなかった)
そして引退レースの有馬記念ではその年に病気の子供の夢を叶えるために、普段は人に撫でさせられないほど気性難なオルフェーヴルがその子供のために自分を撫でさせたほどの優しいエピソードがあり、残念ながらその子供はなくなってしまったがその子のためになのか、はたまた彼自身がそうしたかったのか、それはオルフェーヴルのみが知るところではあるが、最後の有馬記念をぶっちぎりで勝利している。
『金色の暴君』と言われたオルフェーヴルの最後の走りは本当に引退なのかと疑うほどに凄まじく、人々の心に深く刻まれた有馬記念だった。

通算成績21戦12勝(内GⅠ6勝)

現在は社台スタリオンで種牡馬となり、ラッキーライラック等を輩出。
なぜか産駒が軒並みダート適正が高く、実はオルフェーヴルはダートが本質でその身体能力から芝でも走れたのではと言われるほどである・・・(どうしてこうなった?)
現在の代表産駒はウシュバテソローロである。

『金色の暴君』の由来はその気性難とオルフェーヴルの特徴でもある栗毛であり、光の角度によっては栗毛が金色に見えることから

ちなみに余談だが、歴代の池添騎手のお手馬でも4本指に入るほどの気性難で内代表格がドリームジャーニー・オルフェーヴル・スイープトウショウであろうか。
スイープトウショウは池添騎手が乗ると動かないが、池添騎手じゃないと走らない。ドリームジャーニーは何をするかわかる。オルフェーヴルは何をするかわからないと言われる程である。そんな池添騎手のお手馬で唯一の癒しがカレンチャンだろう(カレンチャンは人間にめちゃくちゃ甘えるが、馬には厳しいとのこと)

さて、次の三冠馬はオルフェーヴルとしのぎを削った三冠馬で『鬼婦人』の異名を持つディープインパクト産駒のジェンティルドンナである。

ジェンティルドンナは12年世代でオルフェーヴルの1歳年下だが、この馬、牝馬にしてはどえらいムキムキなのである。
実際過去の写真を漁ったが、現役時代の写真は『ほんまに牝馬か?』と思ってしまうほどにムキムキである・・・
12年に牝馬三冠を達成した直後のジャパンカップではオルフェーヴルと何度も馬体がぶつかるほどの競り合いを制してジャパンカップを勝利している(まあ、オルフェーヴルが普通の馬に比べて少し小柄だと言うことを含めてもだが・・・)
その後翌年のジャパンカップまで勝ちに恵まれなかったが、最終的には14年まで走り19戦10勝(内海外含めてGⅠ7勝)
馬名はイタリア語で「貴婦人」を意味する。
母親としてはモーリス(父スクリーンヒーロー・父の父は98年世代筆頭格の『タンポポイーター』ことグラスワンダー)との仔であるジェラルディーナを輩出するも、不受胎の年があり当たり外れが激しい模様



今回はここまで。
次回ついに最強牝馬と令和の伝説を語りましょう。