先日書き込みました例のケージの話です
「日本初の輸送ケージ!」みたいに大見えを張りましたが結局
「いやいや。そんなケージはもう既に数園館で所有してるゼ」と言うことでただただ恥ずかしい感じで終わりました
その後、「そうか~上には上が居るな~」と思いながら
更によくよく考えてみるとやっぱり少なくとも日本で初めてではないか!!と言う話です
前提としてかなり説明不足でしたけど、水族館で使われているケージには何種類かあり
代表的なのがこの上の写真の輸送ケージです
要はただの箱のケージで、四角くて車輪がついていて、動物を出し入れ出来る扉がついていて・・・と言う感じです
で、もう1つはスクイーズケージと言って動物を保定する為のケージです
この下の写真のケージです
ケージの中の動物を動かさない様に保定して検査や手術やらを実施する為のケージです
なので、ケージの内側にある2つ目の天井と2つ目の横壁が
天井2号は下へ降り、壁2号は横に動いて動物を保定します
頑丈で重さがあり、移動するのが大変でとっても大袈裟なケージなのでホイホイと気安くは使えません
何人かのスタッフで力を合わせて動かす大掛かりなケージです
で、先日館長が考案したのは「輸送ケージを簡易的な保定ケージとして使用できないか?」と言うアイデアでして
見た目は完全な どシンプル輸送ケージです
軽さと手軽さが売りの輸送ケージなのでスタッフが1~2人でもケージ収容練習が出来ます
そんな手軽なこの輸送ケージの天井面を上下させることが出来るアイデアを足していますので
普段からの手軽なケージ収容練習さえしておけば
いざと言う時に動物を保定出来るのではないか?と言うアイデアです
例えば「保定ケージ」で「ケージ収容練習」をするには
練習をする度にそのゴツくて重たいケージを多くのスタッフを集めて移動して・・・
練習の後はまたスタッフを集めて移動して元の位置に戻す・・・みたいな重労働をしなくてはいけません
でもこのケージならアシカやゴマフアザラシサイズぐらいまでなら収容可能なサイズで
スタッフが1人、もしくは2人でケージをセットしていつでも練習が出来ます
輸送ケージの天井面の上下可動を可能にすれば、ただの輸送ケージで保定が出来るのではないか?
保定ケージを作成するにはたくさんのコストがかかるが
これだとただの輸送ケージを作るコストに少しだけ上乗せして簡易的な保定ケージまで出来てしまうのではないか
と言う、輸送ケージと保定ケージのハイブリッドアイデアでした(^^)/
過去の伊勢シーパラダイスのYouTubeメンバーシップ配信はこちらです
↓↓ ↓↓