昨年の6月に生まれ、なんとか生後7カ月を越すことが出来た、オットセイの赤ちゃん
ラズちゃんの仔なので、ラズ仔(仮)ちゃん
母に似てとっても警戒心が強く、産まれて数か月までは、抱っこもできましたがあっという間に攻撃性が上がり、手で抱っこは無理に、箱に入れての体重測定へ
そんな日々が続いていたのですが、残念ながら母ラズからお乳をもらえなくなり、本当に本当に渋々人工保育へと切り替えました。最初は人との距離も遠いし、すぐ怒るし、同じ空間に入っても寄って来ることは無し、これはミルクを与え続けられるのかと不安な日々
なので、日向の時のようにできるだけ、飼育舎に一頭でいる時間を少なくし、スタッフがいる餌切り場に距離はあっても、人間の存在に慣れる事から始めました。最初は緊張していたラズ仔ですが、日に日に、環境に慣れていくのが行動や雰囲気でわかってきました
もちろん、まだまだ良い関係性はできていませんが、それでもミルクを欲しがるのはなんとなくわかるし、朝はスタッフが通ると大きな声で呼ぶようにもなってきました
今、この寒い季節を母親のぬくもり無しに乗り越えられるかがかなり重要な課題です
少し暖かい夜は、ヒーターから少しずれた位置で、寒い日はヒーターの下でわかっているのか寝るようになっています。
毛が長いオットセイなので、そこまで心配しなくてもいいのかもですが、自然だときっと親と一緒に寝る時期ですので、やはり絶対大丈夫とは言い切れません
樽に入るとミルクが飲める事を恐らく理解しているラズ仔
ここからは、寒さに耐えながら、いよいよ離乳に向けて準備開始です