久々登場アシカの奏多君
最近はショーにもちょこちょこ出演し、頑張っていますが、頑張っているのはそれだけではありません
産まれて間もない頃から、母ポロンちゃんに厳しく育てられたせいか、周りの状況が気になって気になって仕方なく、大袈裟になんでも反応してしまう奏多君
緊張がMaxになると、逃げて帰ったり、大きな声で鳴いたり、つい口を開けて威嚇してしまったり、彼の心は常にジェットコースターのよう(^-^;。そんな奏多も7歳になり、本当に少しずつですが、色んな事が前に前に進むようになりました
そんな奏多君が今回挑戦するのは、採血
飼育する動物達が一日でも長く生きられる為には、とても重要な健康管理の一つ
これをトレーニングでできないと、人間何人か奏多を押えるか、檻に収容しての実施となりスタッフも動物もお互い負担大、またその後の信頼関係にもひびが入るかもしれません
なので、トレーニングで採血ができると、本当に助かります。さて、一年前まで、奏多君も採血どころか、その練習もほとんどしてきませんでした。理由は、トレーナー以外の人が近くにいると、集中できないそれも背後なんて
だけどやっぱり採血は重要
なので、写真のように第三者が奏多のそばに来れるまで、一か月以上時間を費やし、慣らして奏多の背後で座っていられるようにコツコツ進めました
元々、後ろ脚をトレーナーが触る事自体は、気にしなくなっていたので、奏多の脚をトレーナーがさわってる風に思わせて、すっと、別のスタッフと手を入れ替え触り、気づいているのかわかりませんが、疑われる事なく続ける事ができました
台に奏多が乗っているので若干第三者が見えにくいのも良かったよう
こうなったらあとはひたすら、針を刺す場所を温めたり、触ったり、こすったり、最終爪楊枝で部分的に刺激を与えるまで一気に進む事ができましたあとは本番に向けて繰り返すのみ
きっと奏多には二人羽織ように、一人の人間(トレーナー)が脚をさわっていると思っているのかもしれないです(^-^;
採血以外も着々といろんな事ができるようになってきた奏多
相変わらず、人との接触・静寂の中からの急な人間の登場は、好まないので、教える方も一苦労ですが、それでも何かを達成してくれると本当に嬉しいものです
何事も時間がかかる、ちょっとかなりびびりな奏多君
それもまた奏多の魅力
他にこんなアシカ伊勢シーにはいないので