気が付けばあっという間に生後9カ月も軽く過ぎたアシカのポロ仔(仮)ちゃん
少しですがトレーニングもはじめて、予想通りの勘の良さを発揮してくれています
今も少しチャカチャカ子供らしい落ち着きがない場面もありますが、それでも、なんだかどこかずっしりとした落ち着いた雰囲気を持つポロ仔
確か、過去1伊勢シーの中で軽い体重で生まれたポロ仔ちゃん
とっても弱弱しかった彼女の面影はいつから、こんなに変わっていったのか
それには少し事情があります
それは、かなり遡り生後一か月半、お盆を過ぎたまだまだ残暑厳しい頃
ポロンちゃんのお乳と、カテーテルで人工ミルクを与え、アシカと人間が一緒に子育てしていました。
できれば自分で哺乳瓶で飲んでくれないかと練習をしていた頃でもあります
親の乳首を知る彼女にとっては、人工の乳首には違和感を感じるのでしょうか・・・。
なかなか飲んでくれず、う~~んとやきもきしていました
とは言ってもカテーテルで足す事での安心感、ポロンが(出ているお乳の量は少ないが)なんだかんだしっかりお世話をしていた安心感、そんなダブルの安心感がたった一日で崩れ去る事に
ポロンが仔に威嚇をしているのを発見したのは夕方、最初は、たまたまだよね…くらいに見ていましたがいつカメラを確認しても、親仔が離れている、しかも仔がポロンに近づくと威嚇をしている
…ポロンに対してなんで・・・と胸が苦しくなりました。
とても辛く心配しましたが、当のポロ仔はケロッといており、やっぱり動物って強いなぁと、感心したのを覚えています
そしてこの風景
ポロンにはポロンの事情があり、ポロ仔も理由はわからないなりにも、感覚なのか何かを感じ取り、生きる為にはどうしたら良いかを、すでに生後一か月半で理解している気がしました。動物ってすごい
ここから、フォローするのは、仔だけでなく親にも必要である事を改めて考えさせられた出来事でした。(内心はこんなんでしたが(^_^;))