劇団銅鑼『「真っ赤なお鼻」の放課後』
観劇した会員の感想を紹介します。
ネタバレを含む場合がありますので、これからこの作品をご覧になる方はご注意ください。
花盗人サークル Oさん
例会当日会場に入ったのは6時30分過ぎ、運営サークルの方が報告をしていた。ギリギリだったが、クラウンに扮した劇団員の客席での行動から観ることができた。楽しい演劇かな?年度末の慌ただしさの中、会報も全く読んでいなかった。仲間が「次回の舞台装置はすごいらしいけど、今回はあれだけだ。簡単だね」と教えてくれた。座席は15列目で一番後ろ。舞台は小さかった。
舞台が始まった。どんどんくぎ付けになった。これは社会派の舞台なんだと知った。ヤングケアラーの問題、若者の生きることへの悩みを正面から取り上げながら深刻にならないように仕上げている。遠くて舞台劇団員一人一人の表情などは分からないが、たった3枚の壁をうまく使っている舞台全体を見渡すことができた。
ALSで体の自由が利かないお母さんの絞り出すような言葉と言い方は、身近にいる障害のある方とまったく同じようだった。息子陽人(はると)のお母さんに接する態度、主人公雛子(ひなこ)の言い方や言っていることが今の若者そのものとも感じた。
一番感心したのは簡素な舞台装置をうまく使っていること。たった2枚の壁を並べただけで青砥家の台所、三津田家、その他の場所をしっかり分けていた。劇団銅鑼(どら)?聞いたことはあるかなと会報を読むと、「いのちの花」の劇団だ。あの時も舞台の使い方に感心したし、すでに亡くなっている両親を思い出して涙した。今回も最後は感動の涙があふれた。
終演後、客席に降りてきた劇団員に拍手した。それが会場いっぱいの手拍子に変わった。皆が感謝・感動したのだと感じた。本当に良い時間を過ごせた。ありがとう。
ウィズサークル Oさん
早々と進路を決めていく友人と、何をやりたいか決めかねる雛子…ある日見学に行った病院で、子供たちや先の見えない患者たちの心を癒すクラウンに出会い、演ずる彼の一言一句に惹かれて進路を決めていく主人公を、美香さんが熱演していましたね~また、ほかの役者さん達も、親を思う子、子を思う親の気持ちを熱演していましたね。ジャグリングも楽しかったぁ―今回のお芝居も胸が熱くなりました。これからはもう少し人に優しくなれそうです。
ルートサークル Wさん
幕開きのクラウン達の芸から舞台に引き込まれ、観客との一体感のあるお芝居でした。少ない舞台装置を有効に活用し、さまざまな場面展開を楽しませていただきました。特に壁が冷蔵庫になっている工夫は、本当に面白かったです!! ALSのお母さん役の方の演技が素晴らしく、難しい病気の役を演じ切っていて感動しました。雛子のお父さんやお母さんの気持ちもわかるし、雛子の苦悩しながらも自分の道を見つけ出して行く姿に元気をいただきました!!
5月に乾杯サークル Iさん
「若い!!」今回の劇を見ての感想を一言でいうとこれです。
劇団員もちろん若さに溢れていますし、劇のテーマ、内容も現代の高校生たちに共感を呼ぶものだと思いました。会話もテンポよく「へー、今どきの若者はこんなしゃべりかたをするんだー」と、いかに身の回りに若い世代がいないかということを痛感しました。
事前学習会では「演鑑で観るときは親目線で」と言われましたが、個人的には親目線より祖母目線くらいだったかな。電話の声でしか出番がなかったですが・・・・。
次の展開がどうなるのだろうというドキドキ感はありませんでしたが、場面の切り替わりの工夫など良かったと思いました。
5月に乾杯サークル Oさん
対面式で爽やかにご挨拶してくださった方の病状の演技、この病気と闘っている大勢の人を思い胸が熱くなりました。各人が前向きに挑戦していく姿にほっとしました。
5月に乾杯サークル Iさん
思春期、人生岐路、悩みながら自立して行く様子、 幼い頃の体験が大きく影響するものだと考えさせられました。また、ヤングケアラー、 お母さんへの愛と感謝から自分のやりたいこと、成りたい人生を押し殺していましたが公共福祉を頼って楽に生きて欲しい~と思いました。舞台上で照明が落ちている状態で チューブ栄養を注入している演出が心に刺さりました。重い内容の劇でしたが、クラウンによって 一人ひとりのそれぞれに違った生き方に添う事を教えて頂きました。
5月に乾杯サークル Hさん
カラフルな照明の中、クラウンたちが客席に展開する演出はとても楽しくほっこりしました! 観劇しながら私は同期入社でALSで亡くなった友人を思い出していました。感受性が高くリテラシーに優れていた彼が、最期に何を思い何を伝えたかったのか、聞けなかったことに対して忸怩たる思いでいっぱいでした。
大根サークル Hさん
役者さん皆さん全員が各自努力研究され、さらにチームワークの取れていた舞台を感じとれました。陽人のお母さん役の庄崎真知子さんの、病気での発声に工夫され、観る側にしっかりと言葉が聞き取れました。全員の役者さんも力まず聞き取りやすい自然な演技を楽しめました。女子高校生雛子の進路が理想的に進めてくれたストーリーでホッとしました。
すずしろサークル Nさん
感傷的な作品ではなかったと思いますが、ヤングケアラー陽人君とお母さんの姿を見ているだけで胸が熱くなりました。お母さんの演技、すばらしかったです。ALS患者さんのこと、大分研究されたとおもいます。ジャグリング、ギターも練習されたんでしょうね。良かったです。
ルートサークル Yさん
一つ心に引っかかっている事がある。クラウンの沢田が雛子に「夢は」と問われて「戦場の兵士のところに行くこと」と答える場面だ。戦場への慰問は撃たれるどころか大歓迎されたという。一番死に直面している人たちだからだ。でも病気など日常生活の中で死に直面している人たちと同じだろうか。違いを承知した上で沢田は夢を語っているのかもしれない。分からない。しかし、「楽しい時間」を過ごすことは、人が生きていく上で大切なものだということを改めて実感した。雛子の夢を応援したくなる。
すずしろサークル Wさん
演劇を観ながら、私も当時を思い出してしまいました。高校2年生頃から将来に向けてどうしよう、今思うと環境から導かれていた感じがします。周囲は「夢」「風」「人」「心」などの言葉が多く聞かれ、少しずつ進んで行った気がします。今回の「真っ赤なお鼻」の放課後は、笑顔を与えたりもらう事で、生き方が見えてくると教えられ新鮮に心に残りました。
スタートから客席から現れた道化師達と笑いと拍手に、どんなストーリーだろうと強く引きつけられました。10代の若者が感じる人生の不安・モヤモヤは、大いに共感出来るものでした。環境は、色々問題があるが、笑顔を与えよう、笑顔をもらおうと一環して考える。とても楽しく観る事が出来ました。 劇団銅鑼とても良かったです。ファンになりました。
5月に乾杯サークル Mさん
ヤングケアラーの男の子の母親を突き放すような話し方が気になりましたが、母親が大好きなんだと聞き私の取り越し苦労だったと安心しました。また病児を励ますクラウンと言うボランティアを初めて知り病児の笑い声が聴こえてくるようでした。
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