あることをコンピューターで扱えるようにしたいなら、その対象はデジタルにしておかなければなりません。つまり、数値で表すことです。数値で表せるようにすることはデジタル化と呼ばれています。
最初のデジタル化は文字から始まりました。文字のデジタル化は、それぞれの文字に数字を割り当てて表現しています。たとえば、アルファベットのAは65、Bは66、Cは67、…という具合です。この数字の体系はASCII(アスキー:American Standard Code for Information Interchange)と呼ばれていて、1963年に国際的に制定されています。日本ではJIS漢字コードがそれにあたりますが、最近では国際的な多言語でも表現できるようにユニコードが使われています。
写真や絵などの画像のデジタル化は、ドット(点)のオン/オフで表すことで表現しています。そして、そのドットの細かさを表すのが解像度です。たとえば、テレビやディスプレイの2Kとか4Kはその名称で、2Kは横1920ドット×縦1080ドット、4Kは横3840ドット×縦2160ドットのことです。同じサイズのディスプレイなら、解像度が高くなるほどドットはどんどん小さくなり、より緻密な絵が表現できるようになります(高解像度)。
デジカメで言う解像度も同様で、最近の高性能機では8Kくらいまで細かくなっています。ちなみに、かつてのフィルムの解像度は横3000ドット(3K)程度と言われていましたから、現在のデジカメはすでにそれを大きく上回っています。
そして次は音声のデジタル化。音声のデジタル化は、電流などのアナログ量をデジタルに変換する技術(A/D変換)によって行われています。音楽再生で利用することになるMP3などはデジタル化された音声データの一形式の名称です。
さらに動画。これはいまホットなテーマでハードウェアもソフトウェアもどんどん進化中です。動画データの代表的な形式としてはMP4が有名です。
YouTubeはいまや若い世代に人気の欠かせないツールですが、YouTubeがこれだけ普及できたのは映像がデジタル化されたからなのです。
気温、地震、波の高さなどの自然環境情報のデジタル化も、天気予報や災害対策などのために継続的に取り組まれています。
また、人間の五感情報をすべて扱えるように匂いや触感のデジタル化などでも研究開発が続けられています。
より多くの情報がデジタル化されれば、それらをコンピューターで扱うことでより高度なサービス、たとえば車の自動運転などが可能になります。そのため、いろんな物事のデジタル化がどんどん進められています。
ーーー
<この話のToPへ>