新編・伊勢物語 第2873段 大谷翔平の契約金の額に驚きて 星原二郎第2873段 大谷翔平の契約金の額に驚きて 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和6年の冬の或る日 大谷翔平のドジャースとの契約金である 105億円といふ額が話題となり 歌を 老いたれば 冬の寒酸 身に染みて 大谷の千分の 一を望みぬ 大谷の105億円の千分の一、つまり一千万円程の 年収があれば…との妄想をいだきて 生まれ出でたる作なり。 ※「寒酸」とは寒気と酸味のことにて ともに身に染みるものみして貧苦の意なり。