第2621段 ご先祖様一行を率いて団体旅行
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年7月の上旬
信州への旅へと出るにあたり
仏壇に参り歌を
一族の み霊を誘ひ 旅ゆかむ
留守を頼むは 仏壇の主
かくして、その男の旅は先祖代々の老若男女の
御一行様を引率しての団体旅行なり。
わがまま、気まぐれなる者ばかりにして
まとまりはなく、予定変更も往々なれども
世話役であるその男の身の安全を守りゐれば
持ちつ持たれつ とぞ覚えけり。
而して、仏壇の主とは勿論、御本尊の釈迦牟尼仏にして
その男の真に信じうる心の友にて尊敬しやまぬ存在なり。