新編・伊勢物語 第2614段 安曇野の石仏との立ち話 星原二郎第2614段 安曇野の石仏との立ち話 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年7月23日 中部日本歌人会の主催する刈谷市での 三河特別歌会に次の歌 石仏に 声掛けられて 立ち話 安曇野の秋 雨上がりの朝 を事前に提出し臨みけり。 歌の心は昨年の初秋の候に訪ねたる安曇野での出来事を 詠みたる作なり。 下句の頭韻の【a】を事実に即し効果的に配置したる 意欲作なり。 而して歌会での評価は季節感のずれ 作為的との指摘を受け芳しからねば無念なり。