新編・伊勢物語 第2598段 運の甕の備蓄量 星原二郎第2598段 運の甕の備蓄量 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年7月上旬の或る日 その男自身の持つ運の残量を慮りて 歌を 運の甕に 備蓄たつぷり 残りゐて はてさて何に 使ふか迷ふ その男の持つ運とは、悪運か強運か幸運か悲運か 定かならねども【運命】とは【命を運ぶ】ことなれば 天運に身を委ね、賭博などの金運、色恋ごとの恋愛運 長寿を全うする寿命運、歌の才能が開花する芸術運か 楽しみは限りなしとぞ覚えけり。