第2543段 今年の知立八橋かきつばた短歌大会
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和5年5月7日
その男の住む知立市の観光協会の主催の
史跡八橋「かきつばたまつり」の一環の
『知立かきつばた短歌大会』の開催にあたり
事前に次の歌
マンホールの 蓋は業平の かきつばた
世界広しと いへど知立だけ
を投稿し当日の大会に臨みけり。
歌の心は「業平のかきつばた」とは
本家本元の在原業平卿と思はれる男性の物語である
「伊勢物語」の第9段の東下りの歌である
「からごろも
着つつなれにし
つましあれば
はるばる来ぬる
旅をし思ふ」
の作とその花をデザインせし意匠を踏まへて詠みたる作なり。
而して、大会は参加者の互選にてその結果は
偶然にも同じマンホールの蓋の作品が三首あり
得点が分かれ結果として残念なり。