新編・伊勢物語 第2473段 口は禍の門 星原二郎第2473段 口は禍の門 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和5年2月の下旬の或る日 或る会合へと行くにあたり 今や常識となりたるマスクを着用し 歌を 禍(わざはひ)は 口から出るもの マスクして 防がむと行く 今日の会合 慣用句に曰く 「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬る刀なり」と。 わざはひには自然災害と社会的災害がありて 口頭による災害は軽く見られがちなれども 侮る事の出来ぬ事例を数多たび見ての行動なり。