新編・伊勢物語 第2386段 エンパシー不足の頃の歌 星原二郎第2386段 エンパシー不足の頃の歌 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和4年11月2日 筑紫の国は柳川市での 第52回 北原白秋顕彰短歌大会にあたり 次の歌 決定的に エンパシー不足 だったと今 反省しても 君は戻らず を事前に送稿し臨みけり。 而して、選者の部にも互選の部にも選ばれず 悔しき思ひをいだき 来年に捲土重来を期しけり。 ※エンパシーとは他者への感情移入のことなり。 歌の心は「覆水盆に返らず」を地で行く 若き日の愚行を嘆きての作なり。