第2324段 六人目の孫の「こころ」の誕生 其の拾弐
昔、男ありけり。今も男あり。
その男、令和4年9月15日付けの
立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』275号に
【六人目の孫の「こころ」の誕生】と題し
連作15首を発表し
評価を世に問ひけり。
その12首目の作は
祖父われの 手相に似たる 孫の掌や
戦なき世を 生かさしめたまへ
令和4年は先の第二次世界大戦より77年が過ぎ
ロシアによるウクライナ侵攻もあり
厭戦観の強まりたる年とぞ覚えつつ
祖父としての孫への願望の作なり。