新編・伊勢物語 第2187段 死の後の先祖供養は 星原二郎第2187段 死の後の先祖供養は 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和4年4月の下旬となりて 翌月にはめでたく古稀の祝ひの日を迎ふる事となりて 仏壇の父母に報告の後に 歌を 朝ごとの 読経の日日も 歳古りぬ わが後の世は 誰が誦(ず)すならむ と詠み、一子相伝に従へばその男の長男なれども 今の世の中の情勢を鑑みそれを強要することは叶はず 悩みの種とぞ覚えけり。