新編・伊勢物語 第2033段 知立市民芸術祭の一人打ち上げ 星原二郎第2033段 知立市民芸術祭の一人打ち上げ 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年11月7日 知立市文化協会主催の 《知立市民芸術祭》に参加したることを 喜びて、一人打ち上げの祝宴を催し 歌を 人生は ケセラセラよと 笑ひつつ なすことなせば 飲み終へ逝かな と詠み、【我が人生に悔いなし】と囁き かつ予てより用意せし辞世の歌一首を 披露し逝去せむことを酔い痴れたる果ての 戯言と呟きけり。