新編・伊勢物語 第2024段 旅立ちての吉兆 星原二郎第2024段 旅立ちての吉兆 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年10月下旬となり 信州信濃への旅に自宅を出で見やりたる空に 虹あれば歌を 旅に出で 行く先に立つ 大き虹 如何なる吉事(よごと) 待つにやあらむ と詠み、吉兆を喜び旅の期待感を膨らませけり。