新編・伊勢物語 第1933段 歌は不要不急か 星原二郎第1933段 歌は不要不急か 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和3年7月の下旬になれども コロナ禍の終息の兆しが見えざれば自粛の 生活を続け 歌を 歌びとは 不要不急の ことばかり とどのつまりは 人生も然(さ)なり と詠み、かって江戸期の俳人の松尾芭蕉翁 俳句を「夏炉冬扇」と言ひたる事を思ひ出しけり。 その意味にては歌も俳句も共通点とぞ覚ゆ。