新編・伊勢物語 第1716段 藤井聡太二冠を讃ふ歌 其の伍 星原二郎第1716段 藤井聡太二冠を讃ふ歌 其の伍 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和2年12月15日付けの 立春知立短歌会の季刊発行の歌誌『立春』271号に 【藤井聡太二冠を讃ふ歌】と題し 連作15首を発表し 評価を世に問ひけり。 その5首めの作は 将を射むと 欲すれば馬を まづ射よの 諺ありて狙ふは 王将のみ この作は将棋といふ勝負事の本質を 藤井聡太二冠は当然のことながら 完全に理解してゐるとぞ覚えての作なり。