新編・伊勢物語 第千五百七十七段 蔦温泉を称賛 星原二郎第千五百七十七段 蔦温泉を称賛 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月下旬 陸奥の国は青森の八甲田山の麓にある 蔦温泉に宿を取り 自慢の温泉を楽しみ 歌を 蔦の湯は 湯船の底より 湧き出でて 溢れ流るる この上はなし と詠み 湯の質、湯の量、浴室の雰囲気 などなど手放しに絶賛し 大町桂月が惚れたる訳に深く頷きけり。