新編・伊勢物語 第千五百七十四段 東日本大震災の被災地を経巡る 星原二郎第千五百七十四段 東日本大震災の被災地を経巡る 昔、男ありけり。今も男あり。 その男 令和二年六月下旬 太平洋フェリーにて仙台港まで行き 福島、宮城、岩手の各県の 東日本大震災の被災地を経巡り 鎮魂の歌を 海底(うなそこ)に さまよふ魂 今もなほ 数多いたまふ 安らへと祈(の)る と詠み 懇ろに掌を合はせ霊を慰め祈りけり。