新編・伊勢物語 第千四百六十七段 慣用句の歌【百聞は一見にしかず】 星原二郎第千四百六十七段 慣用句の歌【百聞は一見にしかず】 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和二年の或る月の或る日 マニュアルといへば当然ながら文章である事は こんにちに於いて過去の事にて今や 動画と聞き歌を 百聞は 一見にしかず スーパーの マニュアルとて 動画を撮影 と詠み スマートフォンあればいつにても 動画撮影可能の今の世の中なりと 昭和生まれのその男 隔世の感を深くいだきけり。