新編・伊勢物語 第千二百二十九段 語彙不足のため 星原二郎第千二百二十九段 語彙不足のため 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、令和元年六月の或る日 歌の創作に悩み歌を 此の思ひ 広辞苑の いづくにか 当て嵌まるべき 言葉はあらむ と詠みしかど 当初のその男のそのかかる思ひに 相応しき言葉はつひに浮かばず 推敲不足、否、推敲未満にて寝かせけり。 その後、アイデア浮かび纏まりければ 構想数ヶ月、または構想数年の作品となるならむ。