新編・伊勢物語 第千七十七段 再び三河万歳 星原二郎第千七十七段 再び三河万歳 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十一年一月六日 安城市にある安城歴史博物館にて 新年の恒例の三河万歳を楽しみ 自宅に帰りきて 再び歌を 万歳の 太夫と才蔵 掛け合ひて 声高らかに 初春を寿(ほ)ぐ と詠み 平成最後の正月の めでたさに祝ひ酒 久保田の百寿の封を切りけり。