新編・伊勢物語 第九百七十一段 嵐の語源 星原二郎第九百七十一段 嵐の語源 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年九月五日 台風21号 過ぎ去りて荒れたる道路、庭などを 見て回り歌を 《嵐》とは 庭など《荒らし》 強く吹く 風のことぞと 師は説きましし と詠み 三十年以上の昔 歌の師匠の歌会での発言を 昨日の如く鮮明に思ひ出しけり。