新編・伊勢物語 第九百四十段 赤光会斎藤病院 星原二郎第九百四十段 赤光会斎藤病院 昔、男ありけり。今も男あり。 その男、平成三十年の夏 所用ありて東京へと行きけり。 或る病院の看板、目に入り 歌を 赤光会 斎藤病院 精神科 東京にいまも 茂吉思ほゆ と詠み 明治から昭和にかけて活躍せし 大歌人の斎藤茂吉大人(うし)を偲びけり。