新編・伊勢物語 第三百八十段 円空作の観音像 星原二郎第三百八十段 円空作の観音像 昔、男ありけり。今も男ありけり。その男、平成二十七年から二十八年にかけてたびたび飛騨の国は千光寺へと行きけり。行きて円空上人作の観音像を拝し歌を 円空の ほほゑみたまふ 観音の 像にまみえて こころ浄まる と詠み円空作の仏像の魅力に心を奪はれけり。